宣告

2007年3月1日 趣味
先日仕事中に視界に異常があったんです。

ちょうど視界の中央に突然ギザギザでギラギラしたものがあらわたんです。
ギザギザでギラギラって書いてもわかりにくいんだけどそうとしか表現できないようなものなんです。しかもそのギラギラ具合がなんていうか液晶テレビが電波障害で映像が乱れたときみたいな小さな四角形が集まってギラギラしているような、ミラーボールの表面のようなそういうギザギザなんです。
一瞬「私ってサイボーグだったのかも?」と思ったのですが、すぐに眼圧の異常とか緑内障とか白内障とかそういうことが心配になりました。
それに視界の中央にギザギザギラギラしたものがあってパソコンのモニタの見たい部分が見えないんですよ。
仕事にならなくて困ったなと思い目を閉じたり目薬を差したりしたんだけど全然治らない。トイレに行って鏡を覗き込んだけど視界の中央にギザギザギラギラがあるから見たい部分が見えない。
帰ったほうがいいかなと思いつつも仕事が中途半端だったのでこれだけは終わらせたいと見える範囲でがんばってみたの。
そうしたらギラギラが少しずつ輪になって広がっていって一番ギラギラした部分が左上のほうに移動していってだんだん見えるようになって30分くらいでギラギラがなくなったんですよ。就業まで30分程だったのでそのまま仕事をして帰ったんだけど、やっぱり心配。何が原因でギザギザギラギラがみえたのかさっぱりわからない。
そこで翌日眼科へ。生まれてからこのかた、目にごみが入ったとき以外には眼科にお世話になったことがなかったのでものすごく緊張。
同世代の女性眼科医がとてもフレンドリーで、フレンドリーすぎてちょっと引きました。
突然ギザギザでギラギラしたものが見えてと症状を説明したところ、

それ閃輝暗点じゃない?
といってなにやらコピー紙を渡されたのですが、そこには前日見えたものと同じようなギザギザの図がありました。

閃輝暗点。
それは眼の異常によっておきるものではなく、脳の血管が何らかの原因により1次的に痙攣したりして起きるんだそうです。その後頭痛が起きたりすることが多いんだとか。
あー、そういえばギラギラの消えた後で軽い頭痛がしたなぁ。

その症状がある人って結構多いのよ。あんまり心配のないものだから安心して

といわれてほっとしたのに

暗あまり続くようだったら脳の検査をしたほうがいいけど大きな病気が見つかる人って少ないから大丈夫よ

とまことにフレンドリーに言うのです。
脳の検査ってそんなにサラッと言うんですか?

脳の検査は閃輝暗点が続いたらということでとりあえず念のため眼底検査と視野検査を受けることになりました。

そしてそのあと、手元の視力の検査というのをしたんです。

その結果をみて女性眼科医が言いました。
軽い老眼ね。まだ眼鏡は必要ないけど

ROUGANって言ったよね。いまろうがんっていったよね。今老眼って言ったよね。

ショックです。
不惑の門をくぐる前にそんな宣告を受けるなんて。

近視のない人は早くから始まるとは聞いていたけど。
視力の良いのが自慢だったのに。

手元の視力検査は大きさ順に文字が並んでいる本を渡されるんですね。一番小さな文字は新聞の字よりもずっと小さいんです。だけど裸眼でも読めたんですよね。だけど検査用の眼鏡のフレーム(片方に蓋みたいなものができるやつ)になにやらレンズを嵌め込まれたとたん、見えていると思っていた小さな文字がよりはっきりくっきりクリアに見えるようになったんですよ。
医者の診断も納得せざるを得ないってこと。

老眼宣告をされたときに日記のいいネタになると思った自分も哀しかったです。

家に帰って早速両親に報告したところ
父、大爆笑。

あぁ、棺おけに片足突っ込んだ気分。

そんなこんなで私は今ブルーです。

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