三谷幸喜脚本監督作品。
最初から最後まで本当に楽しませてくれる作品。
グランドホテル形式という古典的な手法の群像劇を用いて、大晦日のしかも年越し前の2時間に起きるドタバタをこれでもかとてんこ盛りにした作品。
登場人物すべてが三谷作品ならではの「普通にいそうで、普通じゃない」キャラで、それをいわゆる三谷組の役者達が楽しそうに演じているのが観ているこちらにも伝わってくる。
たくさんの登場人物のエピソードが錯綜してそりゃもう大変なことになのけれど、でもみんなめでたく新年を迎える。ストーリをおもいっきり要約するとこんな感じ。(要約しすぎだけど)

特にお気に入りなのが、
伊藤四郎さんの支配人と西田敏行さんの演歌歌手と腹話術のおじさん&ダブダブ。
伊藤四郎さんの白塗りドタバタはまさに伊藤さんにしかできない!ていう面白さ。
西田敏行さんは裸にさせたら反則でしょ!それは禁じ手でしょ!なんで脱いだだけであんなに面白いのか?チラッと「見せた」あのシーン。あれは台本にあったのか?それとも西田さんのアドリブか?
そして、腹話術のおじさん。すごい存在感です。あれっていったい誰なんだろう?

あれだけの登場人物とエピソードをまとめ上げた三谷さん、
やっぱりあなたはすごい人だ。

とにかく楽しい作品。チェックしときな!

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